設立趣旨・沿革

NPO法人賢治の学校ふくおか 設立趣旨

 賢治の学校ふくおかは、全国をまわって講演活動をしていた元小学校教師の故鳥山敏子さんの「子どもたちが生きる希望の持てる社会を作ろう。大人の責任において」という呼びかけのもとに活動を始めました。

 鳥山さんが投げかけていた「大人が責任を持った本当の大人として子どもたちの前に立っているか」ということを、まずは親である私たちが自分の子どもたちやパートナーとの関係を問い、前述した状況を子どもたちからの生きにくい社会を変えてほしいというメッセージだととらえ、社会を変えていくために、大人も子どもも生き生きとできる活動を展開してきました。

 そして、その活動の中から私たちの求めている社会を作るための教育の在り方をシュタイナー教育に見出し、未就園児の親子の会を始めとして、保育施設たんぽぽこども園を開園、土曜日に開校する小学生クラスの開設と、子どもの教育活動を少しずつ広めてきました。

 並行して大人の自己教育のための学びの場も継続的に開催し、活動を広めていくための講座や研修会も定期的に行っています。

 子どもの教育の場としてだけではなく、その場を親たちが主体となって作って行くことで、親たちは社会の一員として本当の責任を持った大人へと成長し、子どもたちは大人になった時に自我が確立した人間へと成長していくのだと思います。

 私たちの活動は営利を目的とするものではないため、会社組織は似つかわしくありません。そこで、公益を目的とする特定非営利活動法人を設立し、子どもも大人も生きる希望のもてる社会づくりを目指します。

沿革

1994年鳥山敏子さんが賢治の学校を立ち上げる 
1997年大牟田市にて賢治の学校福岡事務局発足 
1998年5月任意団体「賢治の学校ふくおか」設立 
      福岡県福間町(現福津市)に活動拠点として「風と樹の家」開設 
2002年5月未就園児の親子の会「野いちごの会」開設 
2003年5月3歳以上の子ども達が週3日通う幼児クラス開設 
2004年4月福津市宮司浜に「たんぽぽこども園」開園 
2006年4月土曜日に開校する「小学生クラス」開設 
2009年3月「風と樹の家」を閉鎖し、福津市宮司浜に新しい活動拠点として「そらの家」開設 
2011年12月NPO法人格を取得 
2016年11月福津市小規模保育施設「たんぽぽのたね保育園」開設
2018年4月たんぽぽこども園・たんぽぽのたね保育園新園舎へ移転